布を縫う時に欠かせないのが接着芯。仕上がりを左右する重要なアイテムですよね。
特にバッグやポーチなどの雑貨に関しては、接着芯でしっかりとしたハリを持たせるとハンドメイドとは思えない市販品のような出来上がりに!
でも種類がたくさんありすぎて、どれを選べば良いか迷いませんか?
今回は、熱に弱くアイロンが使えない生地(ラミネート加工やビニール・ナイロン・レザーなど)にぴったりな、シールタイプの接着芯とその使い方についてまとめます!
シールタイプの接着芯とは?
↑ウレタン素材のシールタイプの接着芯。
芯地全体に糊がついているので、剥離紙をはがし生地に直接貼り付けて使います。
芯地・接着芯「浅草ゆうらぶ」さんは芯材の種類が豊富で、発送が早いのでいつもお世話になっています。
また「浅草ゆうらぶ」さんでは、芯材無料サンプルセットが取り寄せできるんです。
アイロン接着からシールタイプまで、34種類もの芯材を実際に手に取って試せますので、初めての方におすすめです。
シールタイプの接着芯は、熱に弱くアイロン接着が行えないような生地を扱う時に重宝します。
使い方
↑シールタイプの接着芯に型紙をあて、形を描いていきます。
↑接着芯をカットしたら、剥離紙をはがして生地に貼っていきます。
↑綺麗に貼れたら、縫い代分を足して生地をカットすればOK。アイロン接着に比べると簡単であっという間です。
使う際の注意点
接着芯に伸縮性がある
シールタイプの接着芯は、剥離紙を剥がすとやわらかく、力を加えると伸びます。
生地に貼る際には、伸びないように気を付けましょう。
小さいパーツであればさほど気になりませんが、バッグなどパーツが大きくなるほど伸びによる誤差が気になってきます。
針に糊がつく
シールタイプの接着芯は、全面に糊がついていますので、ミシンで縫う時に針に糊がつきます。
ミシンのパワーにもよりますが、糊が針についてべたべたになると、目飛びしたり縫い目が乱れたりします。
- テフロン抑え(画面右)
- シリコンオイル(画面左)
テフロン抑えは、レザーやラミネート生地などを縫う時には必須です。これがないと、生地がスムーズに進まず縫い目が汚くなってしまいます。
シリコンオイルは、小さな容器に出して綿棒などでこまめに針に塗りながら使います。
このオイルのおかげで針が糊で止まらず、スムーズに進みますよ。
生地との相性で貼りムラがでる
しっかりと綺麗に貼れる場合もありますが、生地の種類によっては「気泡が入ったように一部分が膨らむ」ことがあります。
気泡が入るのをを防ぐには、小さなローラーなどを用意し、しっかり接着芯と生地がまんべんなく接着するように圧着しましょう。
特に生地の端は、しっかり圧をかけて貼らないと、めくれてしまう事があります。
まとめ
シールタイプの接着芯は縫い方に少しコツが必要ですが、しなやかな素材でしっかりとした厚みがでるので、縫いあがりの形にハリがでて綺麗になります。